FM NACK5の第318回番組審議会が、9月12日にさいたま市浦和区内で行われ、片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、堀口忠芳委員(埼玉県県民生活部青少年課・企画・非行防止担当・主幹)、石井義行委員(団体職員)が参加して行われました。FM NACK5から、片岡尚代表取締役社長、森下浩行常務取締役、森口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、中山貴大編成制作部課長代理、谷井佳輔編成業務部課長代理の6名が参加しました。今回は、2023年7月8日(土曜日)の21時30分から22時00分まで放送しました「OFF KEN RADIO」を委員の皆様に試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。
今回の「OFF KEN RADIO」は、人気バンド・フレデリックの三原健司が好きなものや感銘を受けたもの、最近気になっていることなどについて自由に語る中で、三原健司自身のパーソナリティーを深く知ってもらうことを目指した番組です。
委員の皆様からいただいたご意見は次のとおりです。
◎三原さんの話し方は非常に聴きやすいと感じました。リスナーにオススメの音楽を推薦する「レコケン」のコーナーでは、三原さんがどのような音楽に影響を受けたかが詳しく分かる内容になっており、全体を通してリスナーに寄り添う番組だと思いました。
◎落ち着いた語り口と独特のキャラクターは良いと思いましたが、聴き取りづらい箇所がありました。「レコケン」のコーナーでは、世代を問わず共感を得られるような選曲と説明を行っており、好感を持ちました。フェス・ライブシーンで活躍されている方ですが、今後はもっとご自身の活動に沿った企画展開に期待したいと思います。
◎ターゲットとするリスナーが「フレデリックのファン」という限定されたものに感じ、ファンは喜ぶ内容にはなっていましたが、新たなファン拡大に繋がるかというと疑問を感じる内容でした。三原さんの楽曲作りに対する考え方など、音楽的な一面をもっと知りたいと感じました。
◎オープニングでバンドメンバーについての話を展開するなど、身内話に終始するかと思いましたが、リスナーのメッセージに丁寧に寄り添う姿勢を感じて好感を持ちました。
どのようなリスナーでも共感するような、普遍性のある展開に期待したいと思います。