FM NACK5の第330回番組審議会が、11月12日にさいたま市浦和区内で行われ、
片岡直子委員長(詩人)、中島祥雄委員(大宮西武ビル代表取締役社長)、兼高聖雄委員(日本大学
芸術学部教授)、安福順二委員(フリージャーナリスト)、石井義行委員(団体職員)、萩原由浩委
員(自治体職員)が参加して行われました。FM NACK5からは、片岡尚代表取締役会長、森
口達治放送本部長、廣瀬紀子編成業務部長、横地裕道編成制作部次長、谷井佳輔編成業務部課長
代理の5名が参加しました。
今回は、2024年11月3日に放送されました「YOI-KARA」を試聴していただいた後、ご意見を頂戴しました。
今回の「YOI-KARA」は、埼玉県出身のお笑いコンビ・ストレッチーズがパーソナリテ
ィーを務める生放送番組で、埼玉県出身のゲストに限定したゲストコーナーや、県内出身者の楽
曲を積極的に選曲するなど、「埼玉」にこだわった構成でお送りしている番組です。
委員の皆様から頂いたご意見は次の通りです。
◎良くも悪くもノーマルなラジオ番組という印象を受けました。期間限定の番組ということで、
もう少し特徴を出してほしいと感じます。ゲストの出身地・白岡市に関するマニアックなトーク
が聴けたことは、番組コンセプトと合致していて好印象でした。
◎フォーマットがベーシックなものであり、チャレンジングな取り組みに期待したいと感じまし
た。埼玉にこだわりたい、という姿勢は評価できますが、せっかく「地元出身のインテリ芸人」
を起用しているのであれば、その要素をもっと出してほしいと思います。
◎番組がスタートして1ヶ月程度ですが、トークの進め方、受け方がうまく、良い仕上がりにな
っていると思いました。「ストレッチニュース」というコーナーでは、もう少しニュースを掘り
下げて、リスナーに笑いや驚きを与えるような姿勢が欲しいと感じました。リスナーとのやり取
りについても、対決形式のコミュニケーションだけではなく、多様な企画にチャレンジしてほし
いと思います。
◎次世代の埼玉芸人を生み出す、というコンセプトとはかけ離れた内容になっていると思いまし
た。パーソナリティーだけのトーク、ゲストを迎えたトーク共に、漫然としたフリートークが続
き、驚きを感じることがありませんでした。地元の有名進学校出身の2人が喋り手ということで
あれば、埼玉の知られざる一面を掘り起こすような展開も欲しいと思います。