●一組目のゲストは、音楽プロデューサーの本城和治さん。
洋楽ディレクターとしてフランス・ギャルやウォーカー・ブラザースなど
フィリップス/マーキュリーの60’sポップスを日本に根付かせ、
GS最盛期にザ・スパイダース、ザ・テンプターズなど11のバンドのディレクターとして
レコード制作する一方、マイク眞木さん、森山良子さん、長谷川きよしさん、
井上順さん、尾崎紀世彦さん、大橋純子さん、石川セリさんなども担当。
「バラが咲いた」「バン・バン・バン」「さとうきび畑」「また逢う日まで」「メリー・ジェーン」
「別れのサンバ」など時代を超えて愛される曲を数多く生み出しています。
そんな日本に新しいポピュラー音楽を根づかせた
先進的プロデューサーとして名高い本城さんの仕事録を収めた
書籍とCDについてお話を伺いました。
書籍『また逢う日まで 音楽プロデューサー本城和治の仕事録』には、
関わり合ったレジェンドたち、激動した音楽シーンについて徹底的に語りつくされています。
そして同名のコンピレーションアルバムには、本の中で紹介されている楽曲から
厳選した42曲が収録。楽曲の誕生秘話などのエピソードなども掲載されています。
沢山の興味深いお話をしていただきましたが、改めて
4月6日に刊行される本に合わせて、またゲストに来ていただく予定です。
本城和治さん、ありがとうございました。
●二組目のゲストは辛島美登里さんです。
デビュー35周年記念アルバム『 Coral 』をリリースされました。
この10年ぶり通算16枚目となるオリジナル・アルバムには
ご自身の作詞・作曲作品に加え、大好きだった槇原敬之さんに依頼した「Favorite Phrase」や、
デビュー時以来の盟友である永井真理子さんとのデュエット曲2曲も収録。
デビューシングル「時間旅行」のカップリング「最後の手紙」を、
初のピアノ弾き語りスタジオライブver.でセルフカバーしています。
「あまり時の流れを感じないですし、それこそ今10年目くらいな感じです(笑)」
「いろんな人に支えられて自分で歌う
ということは何なのかな、と思ったりする時間がすごく大事でした」
「今まではオリジナルに拘って作ってきたんですけど、
今回は自分が好きな人と関わりたい、一緒に仕事したいと思う気持ちを素直に表現しました」
「デビューアルバムに近いかなって自分では思っています」
セルフカバー「最後の手紙」について、
「デビューの時の28の私と、62になった私の
“(歌詞の)愛し始めた”という意味合いの重さが全く違うんだ」
と実感されたという辛島美登里さんでした。ありがとうございました。
また来週、お幸せに!