●ゲストは、音楽プロデューサー新田和長さん。
著書『アーティスト伝説 レコーディングスタジオで出会った天才たち』を出版されました。
早稲田大学フォークソング・クラブ所属「ザ・リガニーズ」のリーダーで、
ビートルズの初代ディレクター高嶋弘之さんに憧れ、レコードデビューからほどなくして
東芝音楽工業(その後の東芝EMI)に入社。
日本のフォーク、ロックをビジネスとしても成功させたA&Rのレジェンド。
レコードプロデューサーとして多くの才能と出会い、多くのヒット曲を世に送り出し、
東芝EMI第二制作部長時代の1984年、30名の部員とともに独立し
ファンハウスを創業。2001年ドリーミュージックを創業。
この業界になくてはならないお仕事をされてきた方で、
一誠さんは新田さんを“最強の音楽プロデューサー”とご紹介しています。
今回のご本をベースに今までのお仕事についていろいろ語っていただきました。
「裏方の書いた本は案外と少ないんです。音楽とは一人では作れないもので、
皆で作る、場が作る、という持論を持ってまして・・・」
「クリエイター達が集まってモノ作りをしている現場の姿をきちっと記録したかったんです」
「イギリスやアメリカのレコード会社がアーティストと一緒になって
音楽を作ってるようなやり方を自分が会社に入ったらやりたいと考えた」
「ライフワークとして良い時も悪い時も、生涯音楽をやっていくような人たちとやっていきたい」
目次をピックアップしてお話いただきましたが、
沢山の思い出、業界裏話、歴史、レコーディング技術・・・興味深いお話がたくさん。
「忌野清志郎の誕生」「財津和夫との出会い」「ジョージ・マーティンに弟子入り」
「森山良子とさとうきび畑」「平原綾香とJupiter」などなど。
他にも、ファンハウス創業の経緯やイギリスやアメリカのレコーディングの違い、
特にジョージ・マーティンさんから教わったことについて熱く語っていただきました。
「音楽はアーティストやスタッフなど大勢によって作られる」というメッセージを
番組1時間にわたって伝え続けた新田和長さん、ありがとうございました。
また来週、お幸せに!