●ゲストは、作曲家・ピアニストの松本俊明さん。
国内外を問わず、幅広いジャンルのアーティストに数多くの作品を提供し、
日本のみならず世界の音楽業界でも注目を集める松本さん。
大切な人を亡くした哀しみや失われた時間をテーマに書き下ろした、
10枚目のアルバム『レクイエムの森』をリリースされました。
作曲家として、MISIAさんとのコラボレーションが注目を集め、
「忘れない日々」、「Everything」、「果てなく続くストーリー」「明日へ」のいずれも大ヒット。
その後もAIさん「One」、Crystal Kay×CHEMISTRY「Two As One」、
JUJUさん「この夜を止めてよ」、AKB48「涙のシーソーゲーム」など高い評価を受けています。
作曲は幼稚園の頃のピアノの先生がレッスンの中で教えてくれたそうです。
「オレンジのイメージでとか、絵本を読んで曲にしましょうとか、ユニークな先生でした」
「だから小学校ではモーツアルトとかの曲が
自分のイメージと違うって感じて、勝手に違うように弾いたりしてました」
「ピアノを上達とするよりは、ピアニストと作曲家が兼用になってた感じです」
その後いろいろなジャンルの音楽をやるようになり、バンドも経験し音楽業界に入ったそうです。
「音楽の道で何していいか、音楽の仕事が何かわからない頃に、
たまたま業界の人とお会いして作曲を頼まれて・・・」
それから事務所からのお仕事で、歌モノ・テレビの子供番組など始めたそうです。
「僕はジャンルが決まっていないので、どこにでも出没してるというか・・・」
「自分がいいと思うエバーグリーンになるような曲を書くしか出来ないです」
「自分の作る曲が松本俊明のメロディー・ジャンルだなって思ってもらうことが一番うれしいです」
作曲家になるために、歌というものを勉強・研究したそうです。
一誠さんの「(インストなのに)歌が聴こえてくる」との感想に、
「歌の構成や、ライブでみんながどこで盛り上がるか、その人の良さとかアナライズしました」
「もちろん歌も好きだったので歌を書くってことのマインドになってきて、
インストの時もメロディとか音楽に歌が聴こえたりするんじゃないかなと・・・」
曲先で後に詞が付いたという「Everything」がヒットしたことについて、
「僕は作曲しただけで、詞やMISIAの歌、ドラマに使ってもらったり、
そういう他の人の力でその曲が良くなってるので」
活動20周年を迎え「作家は新しいものへトライしていかないと!」と
力強く語る松本俊明さん、ありがとうございました。
●番組後半は<Music Capture>
ミュージック・シーンに起こっている出来事をいち早くキャッチして紹介する<Music Capture>。
一誠さんが、最近聴いたアルバムの中で「これは!」と思えるアルバムを紹介する
『こんな素晴らしいアルバム、知らなきゃ損!』です。
ご紹介したアルバムは・・・
『 AYA’s Soul Searchin’ −Aretha Franklin− 』 (アヤ・シマヅ)
『 3人だけの後楽園VERY LAST DAY 』 (アリス)
『 うたごえ喫茶アルバム~フォークソングを唄う~ 』 (ベイビーブー)
『 Precious Days 』 (竹内まりや)
配信で1曲ずつ聴くことが多くなりましたが、
アルバムコンセプトを意識しながら
楽曲の流れ・構成を堪能するのも音楽の楽しさですね。
皆さんはいいアルバムに出会えたでしょうか?
また来週、お幸せに!