●今回のゲストはさだまさしさん。
セルフカバーアルバム『さだ丼~新自分風土記Ⅲ~』をリリースされた
さださんと一誠さんは旧知の仲。お話しが弾みます。
今回はさださん語録がたくさん飛び出しました。
「一誠さんに“さだまさしさん”って言われると照れ臭いね」
「大震災の時は、歌なんて何の役にも立たないと思ってたけど、
被災地に行くようになって微力だけど無力ではないと被災地の人に教わった。
でもコロナ禍でお客様来て頂くことが不可能な状況が続くと、
僕らは音楽を生で提供する場所が無い。これはジレンマでした」
「専門家の意見も取り入れ、お客さんを信頼して41公演やり通したんですけど、
始める時は感染者が出たら“辞表提出”って感じでしたね。覚悟してました」
「なにより僕らは我慢できても、スタッフはそうはいかないですから。
このまま一年続けば音楽業界は身動き取れなくなると思った」
「安全だけは決して手を抜かず、旅先ではスタッフもリモート飲み会で、
僕らは“Go To Bed”キャンペーンだったね(笑)」
セルフカバーアルバムについて『新自分風土記』シリーズは3枚目。
一誠さんの「まだまだいい歌残ってる。6・7まで行けるんじゃない?」に対して
「すごいな、それやっているうちに僕の人生終わりますよ!」と二人で大笑いです。
「不思議だけど歌(曲)ってオリジナルを録音する時が慣れてないから、一番下手なのね。
それでライブで歌ってくると、自分の歌を分かってくるんですよ」
「今回まったく組み立て直しました、歌い方とか。
今の人はさだまさし知らないから新曲のつもりでやろうと。
でも昔からの人のためにアレンジイメージは変えないでね」
「 “関白宣言”や“雨やどり”は今や誰も笑わないもんね。その辺に時代を感じます」
「“あなた が 好きです”という中島司有先生の書の作品を見た時に
こんなきれいな日本語を大事にしたい、こういう歌を書きたいと思って
“あなたが好きです”が出来ました」
一誠さんの「今 第4次 “さだ” ブーム来てます」との説に、
「嬉しいじゃないですか、もっと言って!」
「ちょっとくたびれてたんですが、元気でがんばりますよ」
「昨年、大きな歌番組でガンガン呼ばれて、
“こういう苦しい時にさだまさし聴きたい”と言われると嬉しくってね、
やっと圧力とかなく、フラットにさだまさしの歌が届き始めたのかな」
「1次2次ブームの若い時はやっかみもあったり、叩かれたり、
3次ではみんながさだまさしを知った感じになって飽和状態だったから
現場離れようと小説書いたり、それが映像化されたりして目的達した。
これからどうしようか・・・というときコロナが来たんです」
「第4次ブームと言われるのは嬉しいけど、動かされてる気もします。
ホントにそれを確かなものにするには、これから僕はどういう歌を歌っていくのか、
どういう小説をリリースしていくのか、すごく重要になことになっていきますよね」
「懐メロにならない方法を発見したからね。
ずーっと歌うってこと。忘れさせない作戦を今やってんだよ」
「一回マンネリにならないとダメだよ。いいマンネリになったら楽しめるね」
新曲やライブ以上に、今年後半から始まるNHK朝ドラ
『カムカムエヴリバディ』へのご出演が楽しみなさだまさしさんでした、ありがとうございました。
また来週、お幸せに!