●一組目のゲストは加藤登紀子さん。
7月18日Bunkamuraオーチャードホールでのコンサート
『加藤登紀子コンサート2021~時には昔の話を~』は
加藤さんが「マダム・ジーナ」の声を演じたスタジオジブリ作品『紅の豚』の
上映初日と同じ日。スペイン風邪の流行から100年、
『紅の豚』もその直後くらいの話でもあり
「このコロナ禍の中じっくりとこの100年を見つめてみよう・・・」という想いから
~時には昔の話を~というタイトルにされたそうです。
さらに、1970年に発表され今やスタンダードナンバーになった
「酒は大関」の作曲をされた、今年亡くなられた小林亜星さんとの思い出話や、
日本訳詩家協会の6代目会長に就任された経緯
コンサートの考え抜いたプログラムのお話など
加藤さんのアーティスト人生の奥行も心に響いた回でした。
加藤登紀子さん、ありがとうございました。
●二組目のゲストは多田周子さんです。
ニューシングル「祈望(きぼう)~Prayer and Hope~」をリリースされた多田さん。
このシングルはコロナ禍の中、音楽家として生の声を届けることが出来ないストレス、
気持ちがめげそうになる日々でも「詞を書いて曲を作り発信していこう・・・」
という今の正直な気持ちを表したそうです。
「祈望という言葉には、どの立場の人もみんな夢を持って今日はがんばれた、
また明日もと言う一日一日の積み重ねてきた想いを
自分だけでなく皆さんに共感していただけるような、そんな祈りを込めました」
「歌い手とアレンジャー手使海ユトロさんの個性が合わさって
化学変化が生まれ始めたと思います」
「また次に向かいたい、いろんな引き出しを開けながら新しいものをどんどん作っていきたい」
「以前は叙情歌を歌う自分と、オリジナルを歌う自分が二人いた。
今はどの曲を歌っても自分でいられます。色々な要素が全部馴染んできました」
また新しく進化した多田周子さん、ありがとうございました。
また来週、お幸せに!