●一組目のゲストはアンソロジスト・音楽ライターの濱田髙志さんです。
番組へのご出演は3度目。「山川啓介」さん、「伊藤アキラ」さんの作品集に続いて
今回は『 いずみたくソングブック 』を編纂されました。
作曲家いずみたくさんの没後30年を記念しての作品集ですが、
その内容はカテゴリごとに代表曲を集めた5CD+DVD計6枚組。
CDにはヒット曲、レアソング、テーマ曲、CM、舞台・ミュージカルまで131曲。
DVDには、いずみたくさんが生涯をかけて制作したミュージカルを、
今もなお受け継いでいるイッツフォーリーズの「いずみたく あいうえおメドレー」も収録。
176ページに及ぶ特製ブックレットには貴重な情報が満載です。
いずみたくさんについて濱田さんは、このようにおっしゃっていました。
「多作な方だったので、これでも氷山の一角」
「(多岐にわたる活動で)作曲家と言うよりマルチタレント的なイメージ」
「ミュージカルに生涯をささげ、日本にミュージカルを根付かせようという志があった方」
名曲「見上げてごらん夜の星を/坂本九」も、
いずみたくさんのミュージカル作品から生まれた曲だそうです。
いつも個性的な視点で作品を生み出す濱田髙志さん!
次も楽しみです。ありがとうございました。
●二組目のゲストはメディア・プランナーの草場滋さんです。
3月に出版された著書『 黄金の6年間 』について伺いました。
音楽・テレビ・映画・文学など各分野がクロスオーバーを始め、
新しい才能が芽生えた1978~83年。この「黄金の6年間」になぜエンタメ界が進化し、
優れたクリエイターや話題作が次々と生まれ、今につながるスタンダードになり得たのか。
その深層を読み解いた1980年代の音楽情報発信サイト
『Re:minder-リマインダー』の人気連載を書籍化した内容になっています。
「単行本化するにあたって全部書き直しました。
分かりやすく、短く、情報も入れつつ、
ちょっとユーモアもあって全体の構成を練りました」
この時代の不思議な凄さが伝わります。
斬新な構成に一誠さんも脱帽でした。草場滋さんでした。ありがとうございました。
また来週、お幸せに!