みなさん、こんにちは!
番組ディレクターの三國です。
おとといの14日、日本の鉄道が開業して150年の記念日を迎えました。明治新政府が誕生してわずか4年後に、新橋・横浜間に鉄道が開業。まさに日本の近代化の大きな一歩でした。いま、鉄道はいろいろな意味で転機を迎えています。人口減少にコロナ禍が加わって、各地で廃止される鉄道が増えたり、東京の山手線では自動運転の実証実験が行われたり、150年前には想像もしなかったことが目の前で起きています。番組ではこれからも、鉄道のさまざまな事象を取り上げていきたいと思います。
さて、きょうの「鉄分満載!スギテツの鉄道トーク」では、九州新幹線の東回りルートについてお話ししました。九州新幹線は、博多から九州の西側を通って鹿児島中央までのルートと、先月開業した西九州ルートがありますが、大分や宮崎を通る東ルートについては具体的な建設計画などが聞こえてきません。東九州へ行くには、現状では日豊本線を利用するなどしてかなり時間がかかります。地元では新幹線の建設を望む声が高まっているかというと、まだそこまではいっていないようです。とはいえ、建設を望む声がないわけではなく、大分・宮崎の両県では検討へ向けて歩みが進められています。これから時間はかかりそうですが、やがて九州の東側にも新幹線が走る光景が見られるかもしれません。
後半の「女子鉄レポート」は、久野知美さんが相鉄・東急直通路線で導入される二区間定期券「YOKOHAMA どっちも定期」をご紹介しました。発行されるのはIC通勤定期券に限られるなど、いくつか制約があって少々分かりにくい点もあるのですが、上手に使えば便利な定期券と言えます。横浜駅周辺に出かけることの多い人にとっては、ありがたい定期券でしょう。利用を考えている方はホームページなどでよく調べてからの購入をお勧めします。