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3/12 ADVANCE EARTH 放送後記

今年の冬は、日本海側で大雪の日が続き、
都心部でも冷たい雪が降りましたね。
その雪から、電気を作れると聞いたら、驚きませんか?

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の「ナノシステムズ研究所」は、
プラスの静電気を帯びている雪に
マイナスの静電気を帯びているシリコン製のデバイスで受け止め、
電気に変換される仕組みを開発しました。

「Snow-TENG」と名付けられたこの技術は、
スマートフォンを数分充電できる程度の電力なので、
発電装置としては不十分かもしれませんが、
太陽光発電と組み合わせると、効率的に発電ができるそうです。

ソーラーパネルは冬の時期、日照時間の減少や積雪の影響によって、
機能の低下が避けられませんが、
原因となる雪すらも利用できれば、電気を作り続けられますね。

薄くて軽いシリコン製の「Snow-TENG」は、
他にも気象観測機や、
ウィンタースポーツをしている人の動きを計測する、
ウェアラブルセンサーとしての活用も期待されています。

靴の裏に取り付けて、雪の上を歩くだけで発電する実験も
成功しているそうですよ。

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