今日は、
温室効果ガスのモニタリングをする国際非営利団体
「Climate TRACE」がリリースした地図ツールについて。
このサイトにある「emission map=排出量地図」を見てみると、
発電所、製油所、空港などが、
大小さまざまなマルで表示されているのですが、
この「マルの大きさ」が、温室効果ガスの量を表しているのです。
例えば、最も温室効果ガスの排出が多いのは、
アメリカのロサンゼルス国際空港で、
製造業では、中国の鉄鋼メーカー、江蘇沙鋼集団の製鉄所、
といった具合に、施設名や工場まで分かります。
「Climate TRACE」は、
二酸化炭素を排出する、石油やガスの産地、
ゴミ処理場などの観測地点に対して、
300以上の衛星、11,000以上のセンサーを使い、
人工知能や機械学習を活用して膨大なデータを分析しています。
多くの業界は、CO2排出量を自己申告していますが、
その数値が正しいかどうかが確認できる、
世界で最も実数に近い、第三者的なデータと言えるでしょう。
「Climate TRACE」は、誰もがアクセスできる、
透明性の高いこのデータを元に、
具体的な意思決定や行動のきっかけにしてほしいと考えています。
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【今日の一枚】
最近は、自転車や傘、スマホ充電器など
移動の途中で手軽にレンタルできるものが
とっても増えて便利ですよね。
先日、駅でベビーカーのレンタルを発見!
どんな時に使うんだろう~。
子どもがいない自分には思いつきませんが、
いざという時に駅で借りられる、と思うと
お母さんは少し安心かもしれませんね。
では、また来週!