未来のために、今できることをテーマにお届けする「ADVANCE EARTH」。
今日はデンマークから、今、世界中が注目するエコビレッジをご紹介しました。
最近よく聞く「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」という言葉。
「2030年までにこういう社会をつくろう！」という、国連が定めた未来像で、具体的には気候変動に対する対策、貧困や飢餓を無くす活動、クリーンなエネルギー源の確保など、17の目標を掲げています。
その中からいくつかピックアップして、各自治体や企業が、独自の取り組みを展開していますが、デンマークでは「17の目標全ての達成を目指した、村そのものを作る」という、思い切ったプロジェクトがスタートしました。
手掛けるのは、デンマークの建築事務所Lendager Group。
これまでも、資源の効率化や、循環型の街づくりをしてきた会社です。
建設に使うのは、廃棄予定だったコンクリートや木材、窓ガラスなどから作られた、アップサイクル資材。
今後、村の中で使わない廃材が出た場合は、地域の住民を雇って、加工処理を行うプランまであるそうです。
雇用を促し、経済をまわす目標もカバーできますね。
そして電力はすべて太陽光発電で賄い、年間1,500万リットルの雨水も再生利用することで、
環境への負荷をとことん下げます。
2023年のオープンを予定していますが、完成には最低でも25年をかけるのだとか。
エコビレッジの進化とともに、私たちの意識も大きく変化しそうです。
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「Sustainable Development Goals」、通称SDGsは、2015 年9月に国連で開かれたサミットの中で、世界のリーダーたちによって決められた国際社会共通の目標です。
外務省のホームページでは、日本の取り組みについて掲載してあります。
17のゴール、チェックしてみてくださいね。
そして、あなたが耳にしたSDGsの取り組みや話題があったら、ぜひ番組に送ってください。