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4/30 ADVANCE EARTH 放送後記

今日は、アメリカから、
ゴミになっていた空き瓶を活用する、若者2人の取り組みをご紹介しました。

近年増加傾向にある、気候変動由来の自然災害。
アメリカ南部の、海に面したルイジアナ州でも、
度々発生するハリケーンと、海面上昇の影響で海岸が削られ、
アメリカ地質調査所によると、1932年から2016年の間に、およそ5,195平方km、
実に神奈川県ひとつ分ほどの土地を失ったと推定されています。
こうして失われた海岸を、回復させようと奮起したのが、
当時、大学生だったマックスさんと、フランツィスカさん。
リサイクルされず、ただ廃棄されているビンを粉砕して、
砂の代わりにすることを思いついたのです。

Glass Half Fullと名付けられたチームは、多くの賛同者を集め、
今では毎月およそ68トンのガラス瓶を回収しています。
これまで埋め立て地行きだった瓶の、実に98%がリサイクルされるようになったのです。
昨年春には、ハリケーン「アイダ」で深刻な被害を受けた沿岸に、
5.4トンの再生ガラスの砂をまくことに成功しました。
今後は、メキシコ湾以外の沿岸修復にも活用していくため、
調査を続けているそうです。

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