国際エネルギー機関が昨年5月に発表した
再生可能エネルギー市場報告によると、
世界中で新設された発電設備のうち、およそ6割が太陽光発電で、
前の年と比べると、電力ベースで24.8%増加しているといいます。
一方でソーラーパネルの増設により、
景観が損なわれると心配する住民の声があるのも事実。
たしかに、黒い長方形のパネルが整然と並ぶ光景には、
圧倒されるかもしれません。
そこで、オランダのデザイナー、
Kiki van Eijkさんは、
パネルの表面に、イラストを描くことを考案しました。
家の屋根や壁に設置するソーラーパネルに、
夕焼けを連想するカラーのデザインや、雨のしずく、
木の葉のパターンを描いたのです。
並べると美しい模様になり、とても太陽光発電装置とは思えません。
薄い強化ガラスにプリントされたデザイン、
実はソーラーパネルの上を覆うと、
従来のパネルに比べて発電量が10%ほど少なくなってしまいます。
けれども、建物のデザインとしてそのまま活用できる見た目なので、
屋根や壁の全面に活用ができ、
結果としてより広い表面積に導入しやすいメリットがあるそうです。
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