1995年には2%だった食品廃棄物のリサイクル率が、
現在では95%と、驚くべき飛躍を遂げ、
世界トップレベルの生ゴミ・リサイクル率を誇る韓国。
もともと韓国は、「食べきれないほどの料理でもてなす」のが伝統でしたが、
「食べ残し」を生みやすい食文化は、社会問題となっていました。
そこで政府は、2005年、生ゴミの埋立処分を禁止し、
国民には、分別してゴミに出すよう法律で定めたのです。
その結果、多くの自治体が、生ゴミの処理に対して、
捨てた分だけお金を払う、従量課金制を採用しました。
住民は、生ゴミ専用の黄色い袋を購入し、
そこに入れてゴミに出します。
3リットルの袋は1枚300ウォン、日本円にしておよそ30円ですが、
可能な限りたくさんの生ゴミを入れるために、
水分をよく絞ったり、そもそも生ゴミを出さないようにしたりと、
各家庭で工夫が促されました。
集められた生ゴミは動物の飼料や、肥料としてリサイクルします。
その処理費用は、専用袋の販売料金で賄えているそうです。
ゴミは、努力すれば減らすことができる。
成功例として見習いたいですね。
***************************************************
【今日の一枚】
おもしろ自販機シリーズ。
昆虫食の自販機を発見しました。
タガメサイダーとかミックスバグズなど
初めて知ったものの他、
メジャー感のあるコオロギは産地別になっていました。
ただ、価格が高い。。
このまま食糧難が進んだら…とイメージする前に
フードロス削減に取り組みたいと思います。
では、また来週!