洋服や印刷物、車のタイヤなど、様々な商品に使われている黒色。
この黒色は、カーボンブラックと呼ばれるインクによって
色を付けられていることが多いそうです。
カーボンブラックは、化石燃料を不完全燃焼させて生成され、
環境に負荷がかかることから、アメリカのプラスチック協定で
「問題があり不必要な素材」に選ばれました。
そんな中、アメリカの企業リビング・インクが開発した、
藻で作る黒色の染料、アルジー・ブラックが注目されています。
藻は成長する際に、二酸化炭素を吸収して、酸素を生成するため、
藻からできているアルジー・ブラックは、
石油由来のインクに比べて、CO2排出量を200%ほど削減できるそう。
また、原料となる藻は、養殖場で発生した、廃棄するものを使用するので
環境への配慮が徹底されています。
環境にやさしい黒色、アルジー・ブラックは、
パタゴニアやナイキ、アディダスなどの有名ブランドの商品や
タグに使用されるインクに使われているそうです。
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【今日の一枚】
先日、映画館でポップコーンを買いました。
すると、6月11日の放送で話題にあがった
レッドカップキャンペーンの赤い容器で提供してもらえたので
思わずパシャリ。
売上の一部が、国連WFPの「学校給食支援」に寄付されるそうです。
普段は金銭面とカロリー面で少し罪悪感を覚えるポップコーンですが
この日は少し良いことをした気分になれました。
では、また来週!