近年、何かと問題視されているプラスチック。
毎年およそ800万トンものプラスチックが海へ流入していると言われていて
この重さは、なんとジェット機５万機に相当します。
そこでロンドンを拠点とする企業「ノットプラ」は
プラスチックではなく「海藻」を原料とした容器を開発しました。
なかでも、ペットボトルの代替として期待される商品、
「Oohoバブル」は「つかめる水」として話題を集めています。
海藻由来の透明な膜で水分を包み込む容器のため、
あたかも水をつかんで持ち運んでいるように見える「Oohoバブル」。
しかもその膜は食べることもできるので、ゴミも発生しません。
この「Oohoバブル」に入った飲み物は、自動販売機で販売されたり、
ロンドンマラソンでは3万6000本のペットボトルの代わりに提供されるなど、
プラスチックゴミの削減に貢献をしています。
また、原料となる海藻は、栽培に肥料を必要とせず、
しかも短期間で成長するため、大量生産が可能、
さらには海洋生物の住処にもなるので
環境への貢献がとても大きい素材だそうです。
海を汚染するプラスチックの代用品に、海で成長をする海藻を使うなんて、
少し皮肉のきいたおしゃれな取り組みですよね。
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