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12/17 ADVANCE EARTH 放送後記

蛇口をひねれば安全な水が出てくる日本に暮らしていると
つい忘れがちですが、
世界では人口の増加や地球温暖化の影響で水不足が起こり
その影響で病気が蔓延してしまうなど、
安全な水に対する需要は、ますます高まっています。


そこで注目されているのが、海水を飲料水に変える技術。
これまでにも海水を飲料水にする装置は
世界中でいくつも開発されてきましたが
塩分を取り除く際に大きなエネルギーを必要とし、
生成された塩が機械を錆びさせ
メンテナンスが大変…といった課題がありました。

そこで今年9月、アメリカのマサチューセッツ工科大学と
中国の上海交通大学の研究者らは、全く新しい装置を開発しました。
この装置は、外部電力を使わずに太陽光だけで海水を蒸発させ
1メートルほどの小さな機械から1時間で、
およそ5リットルの飲料水を作り出すことができるのです。

さらに、海水の塩分濃度を利用した潮の流れと、
パーツに傾斜をつけることで、装置内に人工的な水の流れを作り出して
機械に塩が残らない工夫がされています。

この新たな飲料水は
アメリカの水道水よりも安く生産できると言われているので、
今後、水不足の救世主になってくれそうですね。

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【今日の一枚】


今週は飲料水をテーマにしましたが、

有楽町駅の近くでおもしろい設備を発見。


「東京水」とかかれた機械には

500mlのペットボトルを入れられるトビラが。

ペットボトルをセットしてボタンを押すと水が補給されます。


この水は東京都の水道水だそうで、

飲料水としても安全な水を提供している日本ならではの設備。

非常時には応急給水栓としても活用されるそうです。


この東京水、飲んでみましたが、なぜだか家の水道水よりも

美味しく感じました... 不思議です。


では、また来週!

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