以前、放送した回で、トイレットペーパーを作るために
世界全体で毎日100万本もの木が伐採されていることをお伝えしましたが、
その他にも伐採される木が、どれくらいあるか調べてみたら、
国連の発表によると、毎年およそ10万平方キロメートル、
なんと東京都と同じくらいの面積の
森林が「毎週」伐採されているそうです!
そういった背景もあり、
世界中で森林をよみがえらせる活動が盛んに行われていますが
中でも注目される方法が、日本の研究者、
宮脇昭さんが考案した「宮脇方式の小さな森」。
これは、狭いスペースに様々な種類の植物を植えるのですが、
そうすることでそれぞれの木が、光を求めて競い合うように成長して
なんと通常の森林と比べて10倍ものスピードで成長するのです。
手入れも簡単で、木々の高さが低い間に雑草を処理するだけ。
木の成長に合わせて雑草には光や栄養が届かなくなるので、
生えてこなくなるんだとか。
この宮脇方式で森林を育てた
アメリカ、マサチューセッツ州ケンブリッジでは
ゴミ捨て場となってしまっていた場所がわずか2年で
4mほどの木が生い茂る森になり、
多くの動物や昆虫が生活するようになったそうです。
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【今日の1枚】
久しぶりに横浜に出かけて出会った
コカ・コーラのクラッシックな自販機。
瓶のコーラを扱っていて、
ちゃんと今も硬貨で買うことのできる現役です。
レトロでおしゃれ感がありつつ、
今も状態良く大切に使われていて、
とても愛おしく感じました。
では、また来週!