カンボジアは現在、国内で深刻な問題を2つ抱えています。
1つは貧困などによって、小学校を卒業できる子供が50%ほどであること。
もう1つは排出されたごみの半分が
路上などに放置されているといったゴミの問題。
このような状況下だからこそ誕生した、新しいタイプの学校があります。
その名もココナッツスクール。
首都プノンペンから115キロほど離れた
貧困に苦しむ地域に設立されたこの学校は、
授業料をお金で払うのではなく、ゴミを持ってくることで授業料とする、
といった支払方法が採用されています。
せっかく小学校に入学しても、貧困のために労働をしなくてはならず、
結局、学校に通えなくなってしまう子供が大勢いるカンボジアでは
とても嬉しい制度です。
さらに授業料替わりのゴミは、教室の壁の材料になったり、
観光客へのお土産の原料として使われ、そのお土産の売り上げは
学校の拡張資金に充てられています。
今、自分がいる国にどんなことが起きていて、
どういったことを勉強すれば解決できるのか、実体験として学べる…
このような学校からは、未来を考えられる素晴らしい人材が
たくさん卒業してくれそうですね。
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【今日の1枚】
渋谷の駅を歩いていたらびっくり。
大都会のホームでコケを栽培しているなんて!
コケはco2と、駅の金属粉も栄養として吸収してくれるみたいです。
なにかと地球環境について調べていると登場する「コケ」。
地球の未来にとって、キーになってくるのは間違いなさそうですね…
では、また来週!