世界でのCO2排出量のうち、およそ20%が輸送、つまりは
自動車や飛行機での移動に関連するとされています。
その対策として、飛行機から排出されるCO2を減らすために
石油を使わない燃料の開発や、
地上の熱を宇宙に逃がすのに邪魔をすると言われている
「飛行機雲」を減らす…などなど、
様々な取り組みが行われているのをご存知でしょうか?
そんな中、スペインではもっと根本的な方法を取り入れました。
それは、鉄道で移動時間が2時間半以内ならば、
フライトを禁止するという方法。
東京から新大阪までが新幹線で2時間22分なのを考えたら
「東京・大阪間の飛行機がなくなる」ことになるので、
かなりの影響がありそうですよね。
ただ、ヨーロッパでは私たちが利用する定期便ではなく、
プライベートジェットでの移動が増えているとか。
近年のプライベートジェット利用の増加でCO2の排出量は
2020年と2022年を比べてみても
およそ10倍増えてしまっているのです。
けれども、プライベートジェット利用の半分以上が
短距離での移動ということなので
この新しいルールは厳しいながらも、
CO2削減には大きな効果があるそうです。
短距離で飛行機を利用する大きなメリットは、やはり時間の節約ですから
時間よりも環境を優先する、そんなスペインの強い意志が感じられますね。
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【今日の1枚】
飛行機に乗るとき、なるべく窓側の席をとります。
というのも、窓から景色を見るのがとても好きだからです。
夜景、海の色、雲に入っていく瞬間、
飛行機からしか見れない絶景がたくさんあります。
窓から写真を撮るとき、少し子供っぽく見えていそうで恥ずかしい気もしますが、
飛行機に乗るたび、何枚も写真を撮ってしまいます。
今回の写真、雲と富士山の幻想的なお気に入りの1枚です。
移動手段だけでなく、観光もできた気分になれる飛行機、いいですよね。
ではまた来週!