春眠暁を覚えず。
ついつい寝坊してしまい、慌てて出かける…
なんてこともありますよね?
時間に追われることの多い現代ですが、
世界一美しい街とも言われる、プラハを首都に持つチェコでは
4月3日を「No Rush Day」、
“急がない日”として、
国民にゆっくりと行動するように呼びかけました。
チェコでは自動車のスピード違反による
交通事故が多発してしまったためチェコ保険会社協会が、
「あらゆることが、不当なスピードによって
命を危険にさらすほどの緊急事態ではない」
というメッセージを発信したことがキッカケで
この「No Rush Day」を制定。
実際にこの日は、サッカーの試合開始時間が数分遅れたり、
大学やBMWといった企業も始業時間を遅らすなど
各地で焦らずに行動するための処置がとられました。
プラハの広場には、世界最古の天文時計がありますが、
この取り組みにより、
1410年から動き続けていた時計の針を止めて、
急ぎ過ぎている生活への警鐘を鳴らしたそうです。
世界の中でも遅刻に厳しい日本。
忙しい日々の中でも急ぐ行動のメリットやリスクを
ゆっくりと深呼吸して考えてみるのもいいかもしれませんね。
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【今日の一枚】
写真は、近所の公園に桜を見に行った時、
はじめてその存在に気付いた誘導灯です。
災害時の停電中に灯りがあったら、
安全に避難できるだけでなく、
精神的にも励まされそうですよね。
でも、この誘導灯に頼るような事態が起こらず、
今のまま私たちを見守っていて欲しいです。
では、来週!