太陽光や水力、風力など、エネルギーが枯渇することなく、
温室効果ガスも発生しない、再生可能エネルギー。
世界中で導入が進んできていますが、
日本での発電割合は、およそ21%といいますから、
持続可能な社会を実現させるために
再生可能エネルギーの普及が急がれます。
そんななか、アフリカの北西に位置する人口1万人ほどの島、
エル・イエロ島では、28日間連続で
再生可能エネルギーだけで島の電力を賄うことに成功しました。
発電方法は、風力と水力のハイブリッド。
丘の上に設置された巨大な風力発電機がメインの発電源で、
風力発電で生成されたエネルギーの一部を使用し
上流の貯水池に水を汲み上げ、水力発電タービンも動かして、
エネルギーを最大限に活用できる仕組みです。
2014年から、このような風力発電機の増設や、
効率的な配水計画によって
再生可能エネルギーの電力供給量を増やし続けてきました。
さらに、それまではスペインから燃料である
ディーゼルを船で運搬していたため、
化石燃料を使わなくなっただけでなく、
運搬にかかるエネルギーやコストの削減にも成功したのです。
日本もこの発電を視察に行くなど、参考にしているようですよ。
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