ある野生動物の種族が絶滅してしまうと、
捕食者と被食者のバランスが崩れて
その周りの動物や植物の生態系にも影響が出てしまいます。
この生態系のバランスを回復させるために行われているのが、
特定の地域で絶滅してしまった動物を別の地域から
再び野生に返す、「再野生化」という方法。
この方法で再野生化しているのが、ヨーロッパバイソンです。
1919年に一度絶滅してしまいましたが、
動物園などから再野生化のために、
ヨーロッパ各地に放牧されています。
草をたくさん食べ、受粉させることで植物の数を増やし、
バイソン自体も大きな肉食獣の餌となるため、
生物の中間的な役割を果たす重要な動物です。
そしてさらに重要な役割を担っていることが、
最近の研究で分かりました。
イェール大学によると、ルーマニアのサルク山脈に
170頭のヨーロッパバイソンを再野生化させたことで、
CO2を回収するのに役立つ可能性があることが、明らかになりました。
そのCO2の量は、年間54,000トン、
アメリカの平均的なガソリン車8万4000台が排出する
CO2の量に値します。
今後さらに、動物の再野生化へ注目が集まりそうですね。
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【今日の1枚】
今井ちひろです。
スーパーで見つけたお弁当。
☆峠の釜飯☆
普段は陶器に入っているけど、これは違います。
形は同じ釜の形だけど
サトウキビの搾りかすからできた紙でできていました。
中身も写真撮ろうと思ったのに、
全部食べてから気付きました。笑
なんだか懐かしい優しい味。
ごちそうさまでした!
駅弁って楽しいですね♪
それではまた来週〜(^-^)/