アムステルダム、ユトレヒトなど
街に流れる運河が、レンガ調の建物と調和して
美しい街の景観を作り出しているオランダ。
生活と運河が密接に関わるオランダで、
とある問題が発生してしまいました。
それは、運河に設置された水門が、
産卵のために上流に向かう魚を邪魔してしまい、
生態系を壊してしまうという問題です。
この問題を解決するために始められたのが、
「フィッシュ・ドアベル」というプロジェクト。
水門の前に水中カメラを設置し、
魚が水門付近を泳ぐ様子を世界中に配信しています。
それを見ている私たちの画面には、ドアベルの形をしたボタンがあり、
クリックすると鈴がなるだけでなく、
なんと実際の水門が開く仕組みとなっているのです。
魚が水門に近づいたと気づいたら、
世界中の誰もが、上流へ向かう魚に道を作れる「フィッシュ・ドアベル」は
2023年、820万人以上のアクセスがあり
鐘が鳴らされた回数は10万5千回を超えました。
魚が泳ぐ様子を観察しながら、人間中心ではなく、
様々な生物の視点から、環境について考えるきっかけになりそうですよね。
みなさんもぜひ一度、サイトをご覧ください。
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【今日の一枚】
この写真は、今日ご紹介したフィッシュ・ドアベルのサイトで
私が実際に魚の姿を撮影出来たものになります！
今の時期は川に栄養が多すぎるのか、ずっと画面が黄色っぽい色になっていますが
魚がカメラの近くを通ると姿が見えるので、撮影できるとかなり嬉しい気分になります！笑