世界の各地で気候変動に対応するために
都市の緑地化が様々な方法で行われていますが、
オランダでは、以前に番組でご紹介した、一風変わった大会のおかげで
毎年続々と緑が増えているそうです。
それが、「オランダタイルはがし大会」。
ルールはその名通りの破天荒さで、
自宅の庭や、許可を得た公共スペースの
舗装タイルをはがし、その数を競うというもの。
タイルをはがした場所には植物を植えて、
一方で、はがされたタイルは家の土台の材料に再利用するという
環境改善にとても前向きな大会です。
以前、ご紹介した2020年大会は
アムステルダム市とロッテルダム市のみの参加で
取り除かれたタイルは、およそ36,000枚でした。
その後、2023年にはオランダ全土での大会へと規模が拡大され、
その数なんと、450万枚以上のタイルが取り除かれました。
こうして緑が増えることで、環境問題や生物の多様性の問題だけでなく
タイルをはがして植物を植えた土壌に雨が浸透することで
オランダで近年増加する洪水被害にも効果があるとみられています。
一つの行動が、いくつもの良い結果を生み出す…
意外な場所にそんな取り組みが隠れているかもしれません。
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【今日の一枚】
満月を携帯でパシャリ。
池の水面に月が写っていてとてもキレイだったんですが、
街灯なのか月なのか…むずかしい。
肉眼だと月がすごく大きく見えているのに、
写真を撮ろうとするとすっごい小さくなっちゃいますよね。
ちょっとカメラの勉強をしようかな?と思った1枚でした。