気候変動や人口増加の影響による水不足。
世界では今もなお、およそ4人に1人が、
安心して飲める水の確保に困っていると言います。
通常、安全な水を供給するためには
浄水場や水道の整備といった、大掛かりなインフラの整備が必要となりますが、
水不足に苦しむコロンビアの企業はこの度、
誰でも簡単に飲み水を手に入れられる日用品を開発しました。
それは、「フィルターキャップ」という名前の、小さな浄水器。
使い方はまず、空のペットボトルと、
飲めない状態の水が入ったペットボトルを、
このフィルターキャップで連結させます。
それを砂時計のように、空のペットボトルを下にして放置すると、
上から水がフィルターキャップ内のろ過装置を通って落ち、
安全な飲み水として生まれ変わるのです。
とてもシンプルで、誰でも扱える「フィルターキャップ」本体は
コーンスターチを材料としているため、環境への負荷も少なく、
さらに制作費用は、1つあたりおよそ850円と
現実的な金額での生産が可能になっています。
インフラの整備ができないような場所でも、
手軽に安全な水を何度でも手に入れられるフィルターキャップ。
水不足問題の救世主になってくれそうですね。
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【今日の1枚】
大阪空港の駅に設置してあったストリートピアノ!
とよなかピアノという名前で、
使われなくなったピアノに子供たちが絵を描いて、
音楽とアートが溢れる街の象徴として
豊中市の色々な場所に展示されているそうです。
駅で子供がピアノを弾いていましたが、
とっても明るい気持ちになれました!