現在、日本では「少子化」や「都市部への転居」などで、
お墓の管理をすることが困難となるケースが増えています。
また、家族が近くにいたとしても「自分のお墓の面倒を見てくれる
親しい親族がいない」という場合もありますよね。
そんな中、墓石などの代わりに樹木の下に遺骨を共同で埋葬する
「樹林墓地」という考え方が広まってきているのをご存じですか?
たとえば、兵庫県の会社「at FOREST」では
お墓と森林保全を掛け合わせた『循環葬®︎』というサービスを提供しています。
これは、火葬した遺骨を丁寧に砕き、森林の土と混ぜて埋葬することで
自然に還すというものですが、
実は骨の主成分である「リン酸カルシウム」は、植物の栄養源のひとつであり、
遺骨をまくことによって森林を育むことにつながるのだそうです。
ほかにも、兵庫県神戸市では2025年1月、全国の政令指定都市で初めて、
「樹林墓地」を新たに整備すると発表しました。
親族や友人、ペットとも一緒に埋葬することができる「樹林墓地」は、
「大切な存在と一緒に、森に眠りたい」
「亡くなった後は、自然の一部に還りたい」
という願いも叶えるとともに、
“亡くなった後にどういう埋葬を望むのか”という、
新たな選択肢を可能にしてくれそうです。
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【今日の1枚】
先日、寒い季節のど真ん中に、
南国「奄美大島」へ初フライト。
北国で育ってきたこれまでの人生でふれあってきた植生のいずれとも異なる、
まるで異世界のような大自然、空気、オーシャンブルーを
五感で味わってまいりました・・・
写真は、汽水域(河口付近の「真水」と「海水」が混じりあうエリア)に
大規模に広がるマングローブ林!!!
海からの「風」や「波」から陸地を守り,
陸からの「土砂」や「汚水」の流出を緩衝してくれるマングローブ林は、
近年、世界中で減少しているそう。
生き物たちを、きれいな環境を、私たちの安全な暮らしをはぐくみ、
一旅行者に感動すら覚えさせる この豊かな木々たちを失うことのないよう
新年度もサステナブルな生活をしていきたいね と感じました。
では、また来週!