今日はアメリカから、二酸化炭素を出さない
お酒造りへの取り組みをご紹介しました。
一般的にお酒は、酵母菌が糖を分解してアルコールとなる時、
どうしても一緒に二酸化炭素が発生してしまいます。
そこでニューヨークのベンチャー企業「エアー」は、
反対に、空気中の二酸化炭素と水からウォッカを作り出しました。
ヒントを得たのは、植物の光合成。
植物は、水分を吸い上げたら、日光をエネルギーにして
糖や炭水化物を作り出しますが、その過程で排出されるのは酸素だけ。
イエール大学で人工光合成の研究をしていたスタッフォードさんと、
酒造会社の役員だったグレゴリーさんは、
これと同じことを、酒造りでもできないかと考えたのです。
集めたCO2を蒸留、濾過して、アルコール飲料の基本原料である
エタノールを生成するこの方法は、1瓶のウォッカ作りで、
空気中から0.45キロの二酸化炭素を吸収します。
これは8本の木が完全に成長したときに相当する量なのだとか。
エアーが作るウォッカは、味も評判で、今年の3月に開かれた
サンフランシスコのワールド・スピリッツ・コンペティションで
銀賞を受賞しました。
今後は香水や除菌スプレーなどの日用品にも応用していくそうです。
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【今日の一枚】
ファーストフードのお店で出されるトレイに
それとなくアピールされた「リサイクル」。
普段、資源ゴミを分別していても
どうリサイクルされたかわかりにくいのですが、
こんな風に教えてもらえると「おおおお~」と
思います。
というか、リサイクル品で全く問題ないですよね。
これからもどんどんアピールして欲しい!
ではまた来週!