今日はオランダから、緑を増やすための、ちょっと変わった大会をご紹介しました。
国の名前を聞くと、自然とチューリップを連想するくらい、花のイメージがある国、オランダ。
実際、世界一の花の流通国でもあります。
ガーデニングを趣味にする人も多いのですが、最近は家で過ごすことが多くなり、庭いじりをする時間がいっそう増えているそうです。
そこに注目したアムステルダム市とロッテルダム市はちょっと変わったキャンペーンを開始しました。
それは「オランダタイルはがし大会」!
自宅の敷地内に敷き詰めているタイルをはがし、代わりに植物を植えて、緑化へ貢献してもらうのが目的です。
参加方法は、庭のタイルをはがして写真を撮影、専用のウェブサイトにその写真を送り、何枚はがしたか申告します。
2つの市で、それぞれ何枚のタイルを植物にしたかを競っていて、サイトを見ると、現時点での「はがしたタイルの合計」、つまり、どれだけ緑化に貢献したかがすぐに分かるのです。
5月下旬から始まったこの取り組みは話題を呼び、およそ3ヶ月ではがされたタイルの数は、アムステルダム市で18,552枚、ロッテルダム市で17,921枚に上り、両方あわせると36,000枚分以上の緑化が実現されました。
特設サイトでは、それらの植物が彩る庭を、写真でたくさん見ることができます。
大会の開催は今月末まで。さらにステキな庭が増えていそうですね。