世界中で排出される温室効果ガス。
アメリカ科学振興協会によりますと、そのうち4分の1が、
食品の生産から販売までのサイクルにおいて排出されるものだと言います。
私たちが環境に負担をかけないお買い物をしたいと考えていても、
食品の価格は需要と供給によって決まっているのが現状です。
そこで、スウェーデンで最も有名な食品ブランドのひとつであるフェリックスは、
二酸化炭素の排出量に応じて値段が変わる、
世界初のスーパーマーケットをオープンしました。
『The Climate Store』~気候ストア~と
名付けられたこちらで扱う食材は、
遠くで生産され、輸送されてきた食品ほど、値段が高くなる仕組みです。
お肉など動物由来の食品は、環境へかかる負荷が
野菜よりも大きいことが分かっているので、こちらも値段は高め。
また、お店では“CO2e”と呼ばれる、独自の通貨が使われます。
食料品の値段は二酸化炭素の排出量1kgあたり、
1CO2eで表示され、
買い物客は、一週間で18.9CO2eの予算内、
つまり18.9kgの温室効果ガスの排出量でやりくりすることが
推奨されているのです
このスーパーにお買い物に行けば、
お財布だけでなく、環境への負担もやりくりする行動ができますね。
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