未来のために、今できることをテーマにお届けする「ADVANCE EARTH」。
今日はイギリスから、ラーメンにまつわるトピック。
袋麺をより早く調理できて、しかもエコなパッケージをご紹介しました。
日本でお馴染みの袋麺。
今や世界的な人気料理となったラーメンは、海外のスーパーでも陳列されるようになりました。
誰でも手軽に調理できるインスタントラーメンですが、麺のほか、スープの素やソースなど小袋で細かく分けられているため、食べる度にたくさんのプラスチックゴミが発生してしまいます。
「インスタントラーメンは、10分程度の調理で食べられるのに分解には80年以上もかかるパッケージに入っている!」
そんな気づきから、イギリスで製品デザインを学んだホリー・グラウンドさんは、新しい形のパッケージ方法を開発しました。
見た目は、ドーナッツ状に固められた乾麺のひとつひとつが、透明シートでくるまれている状態。
実はこの透明シート、デンプンを原料とした食べられる素材のバイオフィルムなのです。
そしてフィルムそのものに、スープの素やスパイスが練り込まれていて、お湯を入れると、パッケージが溶け出すのと同時に、味付きスープも完成する、という仕組みとなっています。
時短調理とゴミ削減の両方を実現する、そんな視点をもつと、また新たなアイディアが湧いてきそうですね。