今や二酸化炭素の排出を減らすのは、
企業の取組として当たり前になってきました。
ニューヨークにある、世界最大の大手化粧品メーカー「COTY」も
そのうちのひとつで、香水の原料に、
二酸化炭素から作ったエタノールを導入すると発表したのです。
殺菌作用や、香りを長く肌に留めるために必要なエタノール。
これまではサトウキビやテンサイなど、
天然の原料から作ったエタノールを使ってきました。
こうした植物の栽培には大量の水や肥料が必要で、
環境への負荷が大きいと考えたのです。
原料に活用する二酸化炭素は、
自社工場で排出されたものを回収して使います。
そんな循環も素晴らしいですよね。
この取り組みは、世界最先端のガス発酵技術を持つ、
アメリカのバイオテクノロジー企業「Lanza Tech」と
協力して行われました。
Lanza Techは、これまでも排気ガスからバイオジェット燃料や
プラスチック容器を開発するなど、
二酸化炭素削減に欠かせない企業として活躍しています。
身にまとう香りがエコだなんて、
これから新しいオシャレになるかもしれません。
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【今日の一枚】
最近、ゴミをコンパクトにして捨てるのが
マイブームです。
上の写真にあるプラゴミをこのように。
かさばらずにゴミ袋もひとつで済みます。
ではまた来週!