未来のために、今できることをテーマにお届けする「ADVANCE EARTH」。
今日はアメリカから、身近なものからお肉を作り出す、驚きの技術をご紹介しました。
世界的な人口増加によって、「近い将来、食糧不足になる」と聞いたことはありませんか？
実は国連食糧農業機関も、2030年以降は食肉が不足すると警告しているのです。
そこで、食べるものが足りなくなる未来に備えて、驚きの原材料からお肉を作りだした会社があります。
それが、カリフォルニアのスタートアップ企業「Air Protein（エア・プロテイン）」です。
彼らが原料として注目したのが、なんと二酸化炭素！
実は二酸化炭素をたんぱく質に変換する技術自体は、1960年代にNASAが発見していました。
宇宙飛行士のための食料開発をしていた時、「ハイドロゲノトロフ」という微生物が、二酸化炭素を粉末状のたんぱく質に換えることを突き止めたのです。
この技術を活用して作り上げた粉末のたんぱく質は、ビタミンやミネラルも豊富に含んでいて、栄養面でも申し分ありません。
加工してハンバーガーのパテやパスタ、シリアルなどのメニューに利用できるそうです。
これなら、食用肉が作れるだけでなく、自然環境へ大きな影響を与えているCO2の削減ができますね。
