「情熱の国」「太陽の国」とも言われるスペイン。
明るい街並みを象徴するもののひとつが、オレンジの街路樹です。
南部の都市・セビリアには、
4万8,000本ものオレンジの木が植えられていて、
花の咲く春には、街中に甘い香りが漂います。
ところがこのオレンジ、観賞用の品種なので、
苦くて食用には適していません。
そのため、熟した実は地面に落ちるしかなく、
潰れて道路を汚し、歩行者は当たったり滑ったりと、
まさに悩みの種でした。
そこでセビリア市は、
オレンジが発酵するときに出るメタンガスで、
クリーンエネルギーを作る取り組みを始めました。
オレンジ1,000キログラムで、
5世帯が1日に消費する電力量を生み出せることが
実験で分かったのです。
もし市内のオレンジがすべてリサイクルされたら、
7万3,000世帯の電力を補えるのだとか!
クリーンエネルギーの活用には、
まず地元の水道会社「Emasesa」が名乗りを上げました。
市内の浄水場を動かすのに使う計画です。
さらに、オレンジの収穫のために
市は200人の雇用に乗り出しました。
これまで悩みの種だったものが、
リサイクルすることで素敵な実りとなり、
ますます街は明るくなりそうです。
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【今日の一枚】
今井ちひろです。
先日購入した、
竹やヤシで出来ているストロー☆
特に匂いもなく、そんなに違和感もなく、
普通に飲めます。
そして、この掃除ブラシが万能!
ストローの手入れ、
ちょっと面倒だなと思っていたけど、
これなら大丈夫そうです!
それではまた来週~(^○^)/