近年、国や企業がプラスチックごみ削減へ向けて
積極的な取り組みを見せています。
けれども、世界経済フォーラムによれば、
新たに海へ流れ出ているとプラスチックごみの量は、
これまでの努力が及ばないくらい、
続けているのが現状だそうです。
一方、こうしたゴミを集めることで生計を立てている人は、
今も世界中に1,000万人以上いて、
多くの場合、貧困を強いられています。
そこで、プラスチックのごみ回収を
解決策に活用できないかと考えたのが
アンドリュー・アルマックさん。
インドでリサイクルの仕組みづくりをする会社を経営しています。
アンドリューさんが考えたのは、
廃棄するプラスチックの量に応じて、企業から費用を受け取り、
そしてそのお金を
途上国でプラスチックごみを集めて暮らす人々に使うという仕組み。
企業がプラスチックごみを10kg出すと、
同じ量を回収した途上国の人に660円が支払われるのです。
アンドリューさんの会社は、
ごみ収集を生業とする人たちとの取引が公平であることや、
労働環境が安全であることが保証された組織として、
世界フェアトレード連盟から認証を受けています。
一般的に、フェアトレードと言えば、
製品に対して与えられる証明ですが、
団体に付与されるのは世界で初めてのことだそうです。
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【今日の一枚】
仕事の出先を歩いていて見つけたスポット。
防災備蓄倉庫!
考えたら、これまで見かけたことがありませんでした。
公園脇に設置されていて、
重々しい雰囲気はなく、
景色に溶け込んでいました。
中を見てみたい…。
では、また来週!