未来のために、今できることをテーマにお届けする「ADVANCE EARTH」。
今日は、ニューヨークで創刊した、新しいファッション雑誌のお話でした。
シーズンごとに最新トレンドを追いかけるファッション雑誌。
ところが昨年10月、アメリカのニューヨークで、ちょっと変わったファッション誌が登場しました。
雑誌の名前は「Display Copy」。
掲載されているのは、すべてリメイクしたものやヴィンテージなどのリユース商品で、新作アイテムはひとつも載っていないのです!
例えば、19世紀のコルセットに、80年代のショートパンツを合わせたスタイルや、古いマットレスを使って作られたコートなど。
オリジナリティ溢れるファッションは、かえって斬新に感じられます。
Display Copyの創刊号では、「私たちは、流行よりその人らしいスタイルを、新品よりヴィンテージを称賛する」と声明文を掲載しました。
アパレル業界は、地球上に暮らすわずか70億人のために、毎年1500億着以上の洋服を生産しているといわれる一方、年間1200億着の服が廃棄されているのだとか。
サステナブルとは真逆の産業構造を変えるには、消費者側の変化も不可欠です。
編集長のブリン・ヘミンウェイさんは「新製品を宣伝するのではなく、私たちがすでに持っているものを愛し、既存のものの中に、新しさとスタイリッシュさを追求したい。」と語っています。
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【今日の一枚】
先般立ち寄ったカフェのストローが、プラスチック製ではなく、サトウキビ由来のものでした!
初めて使いましたが、使い心地もプラスチックのものとほぼ変わらず。
環境に配慮する姿勢がうかがえますね。