未来のために、今できることをテーマにお届けする「ADVANCE EARTH」。
今日はイタリアから、世界中で注目されている、環境配慮型の新しい繊維素材をご紹介しました。
それは、イタリアの素材メーカー「アクアフィル」が開発した「ECONYL®（エコニール）」です。
洋服の素材として使われるナイロンやポリエステルは、丈夫で軽く、水にも強いので、服だけでなくバッグなど、さまざまなアイテムに使われますが、その原料は石油です。
そのため、自然分解されず、CO2排出など環境への負担が課題になってきました。
けれども、「エコニール」は違います。
漁で使った網やプラスチックゴミなど、廃棄物を100%リサイクルして作られた再生繊維で、繰り返しリサイクルが可能なのです。
生産過程で消費するエネルギー量も、通常のナイロン生産の40%で、CO2の排出量は90％も減らせるのだとか。
しかも、ナイロン素材と変わらず吸水性や速乾性に優れ、ストレッチがきいているので活用しやすいため、プラダは、2021年末までにすべてのナイロン素材をECONYL®に切り替えると発表しました。
お洋服を買う時には、その素材もちょっとチェックしてみませんか？
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【今日の一枚】
先日、JRの駅構内で発見しました。
ペットボトルから作られた帽子とメガネです。
とても、元ペットボトルとは思えません！
ペットボトルが"ゴミ"ではなく、"素材"として生かされているのを実際に見ることができたのは、ちょっと感動的です。