11/28 ADVANCE EARTH 放送後記

不要になった材料や廃棄物から、新しい製品を生み出すアップサイクル。
現在、海外では「アップサイクリング・ビューティ」と呼ばれるコスメが
話題になっています。
原料は、廃棄予定の野菜や、調理の過程でゴミとなってしまう部分です。

ブームの火付け役となったのは、
イギリスのコスメ会社「アップサークルビューティー」。
※サイクルではなくサークルなので注意
背景にあるのは、フードロス問題です。
FAO国連食糧農業機関の発表によると、
全世界の食品のうち3分の1が廃棄されていて、
その過程で大量に排出される、温室効果ガスも無視できません。

「Up Circle Beauty」は、使用済みのコーヒーかすに新しい命を与える、
というアイデアからはじまりました。
コーヒーに含まれる抗酸化物質やカフェインが、
肌によい成分であることに注目したのです。
ロンドンだけでも年間50万トン以上ゴミになるコーヒーかすは、
今では貴重な原料ですね。

他にも、規格外のバナナを使った
アメリカ発のブランド「Kadalys」は、
バナナの成分をメインにしたリップやフェイスオイル、
「farmacy beauty」は、
廃棄予定のリンゴを使ったクレンジングなど、
欧米を中心に、アップサイクルコスメ専門のブランドが
続々と誕生しています。

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【今日の一枚】

先日、富山に行く機会がありました。
街歩きをしていると、
市内の至るところにガラスアートが。

これは富山駅前にあったもの。
しばらく足を止めて鑑賞しました。
芸術の秋ですね~。

では、また来週!

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