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1/2 ADVANCE EARTH 放送後記

明けましておめでとうございます。
2022年も、「ADVANCE EARTH」は、

未来のために、今できることをテーマにお届けしてまいります。
皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今日は、世界で初めて誕生した役職「Chief Heat Officer(チーフ・ヒート・オフィサー)」に注目しました。

世界的に改善が急がれる地球温暖化問題について、
昨年、世界で初めて「Chief Heat Officer」という役職ができたのを、ご存知でしょうか?
文字どおり、「暑さ」を食い止める役割を担う公務員です。

これは、昨年アメリカのフロリダ州マイアミで作られ、
現在3ヶ国の自治体が任命しています。
そして10月には、アフリカのシエラレオネでもCHOが誕生したのです。
就任したのは、元銀行員で、
2人の子どものお母さんでもある、ユージニア・カルボさん。
2018年から、衛生状態の改善や、木を植える事業の分野で、
首都フリータウン市の政治に携わってきました。

カルボさんの目標はシンプルで
「熱中症の心配をすることなく、街中を自由に歩けるようにする」こと。
シエラレオネは、日中、危険なほど暑くて外に出るのが難しく、
さらには洪水や干ばつなどの自然災害が、人々の生活を脅かしているのです。

就任1年目は、気温上昇を食い止めるためのデータを集め、
長期的な都市の計画づくりに役立てるようです。

昨年11月にはスコットランドで、COP26が開催され、
気温上昇を1.5度に抑える努力を追求することが正式に決まりました。
Chief Heat Officerは、未だ世界に数人しかいない役職ですが、
世界的な取り組みを反映して、今後は一般的なポジションになるかもしれませんね。

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