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2/13 ADVANCE EARTH 放送後記

未来のために、今できることをテーマにお届けする「ADVANCE EARTH」。

今日はイギリスから、
音楽業界の脱炭素に向けた大きな動きに注目しました。

みなさん、音楽とCO2の関係を考えたことはありますか?
環境保護への貢献を支援する非営利団体「グリーン・ツーリング・ネットワーク」によると、
大規模な音楽興行から排出される温室効果ガスは、
42%が出演者やスタッフ、観客の交通手段、34%は会場から、
12%が商品販売、宿泊からは10%が発生していると推計しています。
さらには、録音・楽曲制作で利用する電力、
CDやグッズを包むプラスチック包装まで考えたら、
環境へ負担をかけていることは、言い逃れのできない事実です。

そこで昨年12月、
インディーズの音楽活動支援を行うイギリスのNPO団体と、
英国レコード産業連盟は、
業界全体で気候変動対策を進める組織「Music Climate Pact」を立ち上げました。
ここに参加した団体は、
2月中に、パリ協定に則った温室効果ガス削減目標を設定するか、
2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す約束をしなければなりません。

最近では、イギリスのロックバンド「Coldplay」は、
ライブの環境対策ができるまでツアーを中止したり、
ライブ再開時には、会場で観客へ環境配慮を呼びかけたりしています。

すでに「Music Climate Pact」には
ユニバーサル・ミュージック・グループやワーナー・ミュージック・グループなど、
大手レコード会社をはじめ、15の企業や団体が参加しています。

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