未来のために、今できることをテーマにお届けする「ADVANCE EARTH」。
今日は、二酸化炭素量が目で見て分かる、ユニークなゲームをご紹介しました。
気候変動のニュースで、よく耳にするのが二酸化炭素の排出量。
IEA(国際エネルギー機関)によれば、
2021年の世界の二酸化炭素総排出量は、
過去最大水準の330億トンになると見通しを発表しています。
でも、330億トンとは、一体どれぐらいの量なんでしょう?
そこで、こうした数値を目に見えるようにしようと、
ニューヨークのデザインスタジオ「Extraordinary Facility」は、
「Seeing CO2」というゲームを開発しました。
プレイヤーが青い車に乗ってドライブすると、あちこちに大きな黒い立方体が出現します。
これは、可視化された二酸化炭素の排出量。
この立方体のそばには、世界的に有名な建物や山があり、
その高さや大きさの比較ができるようになっているのです。
例えば、10億トンのCO2を表す立方体の高さは8.2km。
隣にあるのはエベレストです。
エベレストの頂上までは、およそ8.8kmなので、
この2つの高さはほぼ同じということになり、
10億トンのCO2が、果てしないサイズ感であることが分かります。
ということは、2021年は330億トンと予想されているのが如何程のものなのか、
想像すると、圧倒されますよね。
仮想世界の中で、二酸化炭素が可視化される「Seeing CO2」の世界。
あなたも体感してみませんか?