アメリカでは今、
二酸化炭素を“活用する”という視点で設立された会社
「Twelve」が話題になっています。
スタンフォード大学出身の３人が立ち上げた、
サンフランシスコにある化学技術企業です。
二酸化炭素を活用するとは、どういうことでしょう？
それはまず、大気中のCO2を、
水とともに電気分解して炭素を生成し、
水素と合成することで、加工ができる有機材料をつくるのです。
「CO2Made」と名付けられたこの技術は、
アパレルブランドとともに、プラスチックのレンズを開発し、
オシャレなサングラスを製造、販売しました。
他にも、メルセデスベンツとは
二酸化炭素から作った自動車部品の開発に取り組んだり、
さらにはアメリカ空軍と共同で、
空気中のCO2からジェット燃料を作り出すことに成功したりと、
連携先は多岐に渡ります。
彼らは自分たちの会社を、「炭素変換企業」と呼んでいます。
化石燃料をCO2由来のものに置き換えることで、
世界の二酸化炭素排出量の10％に貢献できるという
「Twelve」の技術。
厄介者扱いされがちなCO2が、
重要な資源になるかもしれませんね。
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【今日の一枚】
深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」に
行ってきました。
深堀隆介さんは
透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描くという、
独自の斬新な手法で注目を集める現代美術家さん。
展覧会のタイトルには
地球を金魚鉢になぞらえ、環境問題への
思いが込められているそう。
とにかく感動の連続で
ため息の出る展示品の数々に魅了された時間でした。
上野の森美術館で、明日までの開催です。
では、また来週！