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3/6 ADVANCE EARTH 放送後記

未来のために、今できることをテーマにお届けする「ADVANCE EARTH」。
今日はドイツから、街路樹を守る、市民参加型の取り組みをご紹介しました。

私たちの生活に様々な影響を与える気候変動。
ドイツのベルリンでは、2015年以降、
記録的な熱波による干ばつが続き、
木々は乾燥して枯れ、生態系にも影響が出始めました。
街の街路樹も、暑さの影響で
2016年から3年の間に7,000本の木が減ってしまったといいます。

そこでベルリンは、街の木々を守るため、
市民の力を借りて水やりを行うプロジェクト「Gieß den Kiez」を立ち上げました。

「Gieß den Kiez」のウェブサイトを見ると、
ベルリン市内の地図に、木をあらわすマークが表示されています。
クリックすると、木の種類や樹齢、必要な水の量などの情報が確認でき、
市民はこれを見て、木が乾燥しているか分かるのです。
自分で“お気に入りの木”を登録できる機能もあって、
既に2,000人以上が、およそ5,000本の木をお気に入り登録し、
積極的に水やりが行われています。
公共用水ポンプの場所も地図でわかるのため、水の確保にも困りません。

プロジェクト名の「Gieß den Kiez」には、
ドイツ語で「近所に注ぐ」という意味があります。
その土地に住む人々が、力を合わせて緑を守ることで、
人と人との新たなつながりも生まれそうですね。

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