未来のために、今できることをテーマにお届けする「ADVANCE EARTH」。
今日はチリの携帯電話会社のお話し。
古くなったスマートフォンのリサイクルプロジェクトをご紹介しました。
次々と新しいモデルが生まれるスマートフォン。
南米の国・チリでも新機種を求める人は多く、新モデルへの変更によって、古い機種は産業廃棄物として処理されています。
壊れて使えなくなったわけではないのに、もったいないですよね。
そこで、チリ最大の携帯電話キャリア、Entelは、画期的なリサイクルプロジェクトを始めました。
引き出しの奥で眠っている古いスマートフォンを集め、新たな製品として、再び世に送り出すという企画です。
買い替えで不要になったスマートフォンは、エンテルが街角に設置した回収ボックスに投入、そうすると材料として活用してもらえます。
集まった材料は、エンテルの研究所で分解され、使える導線や回路などを組み合わせ、新しい製品に生まれ変わるのです。
例えば、写真撮影用のライトになったり、意外にもマイクに変身したり、用途はさまざま。
もともと備えている機能が豊富だからこそ、いろいろな道具に変えることができるんですね。
昨年実施されたこのプロジェクトによって、15万台以上のスマートフォンがリサイクルされ、
20トン以上もの廃棄物を減らすことに成功しました。
携帯キャリアならではのリサイクルですね。
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みなさんが最近発見した、環境に配慮した工夫は何ですか?
ちょっとした小さな発見で、やさしい気持ちになったことはないでしょうか?
番組宛に、ぜひ教えてくださいね。