環境負荷の少ない、クリーンなエネルギー、
その最大の自然エネルギー資源として、
「波」が注目されているのをご存知ですか?
サンフランシスコの湾岸地域に拠点を置く、
波力エネルギー開発会社の「CalWave」は、昨年末、
太平洋のサンディエゴ沖に、実証実験のための発電装置を設置しました。
装置は6畳ほどの大きさで、
潜水艦のように、海に沈めて使います。
波が装置の上を通ると、海底に打ち込んだ碇が動いて、
その動きを電力に変換する仕組みです。
「CalWave」のCEOのマルコス・レーマンさんは、
若い頃、サーフィンが好きで、波の力強さを身を以て実感していました。
海の波はとても強く、この力で発電をすれば、
アメリカの電力需要の30%を賄える可能性を持っていると試算されています。
これは2,300万世帯に電力を供給するのに十分な量なのだとか。
波の力がこれまで活用されてこなかったのは、
それをエネルギーに換えるデバイスの開発が困難だったから。
この膨大な資源をクリーンエネルギーとして解き放つことが
「CalWave」のミッションなのです。
激しい波や大時化に負けない
高性能な装置を作ることが可能になった今、
5年以内に、電力網に販売できる発電所規模のシステムを
つくりたいそうです。
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【今日の一枚】
春爛漫。
近所の散歩道の花壇が
きちんと手入れされていて、
春にはたくさんのお花を楽しめます。
人の世とは関係なく
命のルール通りに花を咲かせる植物たち。
静かで強いものを感じました。
ではまた来週!