プラスチック製品を巡って、世界中で急速に法律や制度が整備されています。
日本でも、今年の4月から「プラスチック資源循環促進法」、
通称プラスチック新法が施行され、
プラスチック製品を扱う事業者や自治体に対して、
使用量の削減やリサイクルを進めることが義務付けられました。
一方イギリスでは、さらに踏み込んで、
企業に対してプラスチック包装税を課すルールが始まりました。
対象となるのは、およそ2万社あると言われる
包装材の製造業者と輸入業者。
イギリスのプラスチック連盟は、
国内で発生するプラスチックゴミのうち、
実に3分の2が、包装によるものであると推定しています。
そこで、リサイクルプラスチックの使用量が30%未満の包装材をつくった場合、
1トンあたり200ポンド、およそ32,000円の税金が
かかるようにしたのです。
これにより、再生プラスチックを使うことが節税につながるため、
需要も40%増加すると見込んでいます。
国際環境団体グリーンピースが行った2020年の世論調査によれば、
国や業者が行うプラスチック包装を減らす対策を
イギリス国民の、実に85%が望んでいるそうです。
法律から生み出される努力は、即効性があるかもしれませんね。
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【今日の一枚】
なるべくゴミを出さないようにしていますが、
スーパーのリサイクルBOXの対象にならない
プラスチックゴミは、せめてカサを減らしたい!
ということで、捨てるみりんのボトルに
切り刻んだプラスチックゴミを入れてみました。
ゴミの最小化をするようにしてから
使うゴミ袋も最小限になったと思います。
では、また来週!