ペットボトルでお馴染みの、プラスチック素材のひとつ、
PET＝ポリエチレンテレフタレート。
自然に分解されるには400年という、
気の遠くなりそうな時間がかかると言われています。
そんな中、今年の4月、国際的な科学雑誌『Nature』に、
テキサス大学オースティン校の研究グループの発表が掲載されました。
それは、「人工知能を使って、
プラスチックを短時間で分解できる酵素を開発した」という、
驚きの研究成果です。
「FAST-PETase」と名付けられた酵素は、
プラスチックのペットボトルを、なんと最短で24時間、
長くても1週間で分解してくれるといいます。
開発した酵素を使って、プラスチックのトレイが、
48時間後にはポツンポツンと
破片が残るだけに分解される様子も、動画で公開されています。
分解酵素は、お手頃な値段で、持ち運びが可能なため、
研究グループの化学エンジニア、ハル・アルパーさんは、
「産業レベルに規模を拡大するのもそう難しくはない」と語ります。
近い将来、この酵素が
プラスチックゴミ問題を解決してくれるかもしれません。
今後の産業利用に期待したいですね。
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【今日の一枚】
湖に浮かぶヨーロッパの古城のような佇まい。
実はこれ、水路式の水力発電所！
富山県にある新柳河原発電所です。
1993年、宇奈月ダムの完成により水没した
柳河原発電所の替わりに建設されたそう。
湖のエメラルドグリーンもあいまって
素敵ですよね！
では、また来週！