未来のために、今できることをテーマにお届けする「ADVANCE EARTH」。
今日はカナダから、ちょっと変わった映像コンテストをご紹介しました。
高画質な映像を、手元のスマートフォンで気軽に楽しめる今。
けれどもこの行為が、二酸化炭素の排出につながっていると言われたら、驚きませんか?
カナダのバンクーバーにある、サイモンフレイザー大学の研究によれば、
インターネット上の映像や音楽を再生するストリーミングサービスは、
世界中で排出される温室効果ガスの1%を占めているといいます。
そこで、サイモンフレイザー大学は、変わった映像コンテストを開催しました。
動画作品の、データの小ささと軽さを競う、
その名も「Small File Media Festival」です。
コンテストに提出できる動画作品は、5MB以下。
小さいサイズであることが求められます。
また、映像データを圧縮変換するのに必要な時間も提出しなければならないため、
画質を徹底的に下げても、長さは数分程度が限界です。
必然的に、動画作品は短くシンプルになり、
音質も画質も粗くて、昔の映像を見ているかのようですが、
かえって味わいが感じられますよ。
2020年から始まった「Small File Media Festival」。
3回目となる今年は、8月5日から12日に開催されます。