カニの美味しい季節になりましたね。
カニ料理を食べると必ず出る殻、
実はこのカニの殻で、電気を蓄え放出する、
バッテリーが開発中です。
発表したのは、アメリカ・メリーランド大学の研究チーム。
カニやエビなど甲殻類の殻に含まれている、キチンという物質を、
キトサンと呼ばれる物質に加工し、
亜鉛と結合させて、電気を通す新しい物質にします。
これを活用して、1000回の充電が可能な
400時間使えるバッテリーを開発したのです。
パソコンやスマートフォンなどに搭載されるバッテリーは、
リチウムイオン電池が広く使われています。
けれども、その原料であるリチウムやコバルトは希少な素材で、
さらには、採掘する過程で大量の水を使用したり、
危険な環境で子どもたちが働かされているケースがあったりと、
大きな課題を抱えています。
けれども、カニ由来のバッテリーで使われる亜鉛は、
地中に多く含まれているので、入手しやすく、価格も抑えられる上、
リサイクルも可能です。
実用化にはまだ多くの課題がありますが、
今後、活用できる可能性があるとして、研究・開発が続けられています。
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【今日の一枚】
とある地方で見つけた
ゴミ収集スポットです。
町中に点々とありました。
カラスや猫がいたずら出来ないので、
ゴミも散乱しにくいと思いました。
それにしてもゴミ出し日のルールを
みなさんキチンと守っているのか、
中身がスッキリしていました。
では、また来週!